BKOバカ女将

40歳過ぎにして初婚!嫁ぎ先は老舗の料理屋。若女将になったつもりが実はバカ女将。そんなバカ女将の徒然しない日記です。

ねこ=^_^=いっぱい2

 

皆様ごきげんよう。BKO(ばか女将)ことB子でごいます。

さて以前(しばらくサボっておりましたので2カ月程前)参道の野良ねこ達のお話しをさせて頂きました。

相変わらず参道には可愛く、そしてたくましい野良さん達が日々生きております。今回はそんな野良ねこ達のPart2を綴らせて頂きます。

【子猫再び】

今年の夏は猛暑を振るったせいか、台風と豪雨が多かったですよね。

これは1ヶ月前(9月に入ったばかり)の事です。非常に激しい豪雨が一晩続きました。

朝になり、雨はようやく小雨になりました。

いつものように、店をあけると

『うわぁ!』店先で売ってる土産物の民芸品(竹細工など)の中にフカフカな仔猫が気持ち良さそう~に寝ていらっしゃる。しかも5匹(@_@)

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あれ? い・いつの間に?? 昨日まではいなかったよな…???

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生まれたてではないけど、まだ走り回れるサイズではない。昨日まではいなかったのに、どこから来たの??

取りあえず参道を歩くお客さんや、他の人に見えないように売り物の三度笠やザル等を必死に積んで隠すB子。

昼近くまで暫く様子を見ていると、どうやらお母さん猫が通ってきてはおっぱいを飲ませている。

実はうちの土産物の棚に小さな隙間がありました。そこを通って仔猫を一匹ずつ咥えて運ぶお母さん猫を、お向かいの八百屋さんの奥さんが見ていて教えてくれました。

どうやら、豪雨を察して急いで安全な場所に運んだらしいです。人間も猫も母は強し!

 

10日ほど経つと大分歩き出し、少しずつ離乳が始まった様子。

可愛いが、これ以上野良ねこを増やすのも辛い。しかも画像でお分かりになるように、この仔達まだ小さくてとても可愛いし、しかも人にも慣れている。

今なら引き取って下さる方もある!!…と思い心を鬼にして、お向かいの八百屋さんの奥様(本当に心優しい、ムツゴロウさんのような方)の協力を得て、母猫が留守の間に子猫たちを別の場所に移しました。

帰った母親、子猫が居ないのに気づき当然半狂乱です。

にゃお? にゃお~! にゃお~!!!

甲高い(必死な)声で子供を呼ぶ鳴き声を聞くのは、非常に辛かったです。お母さん猫、本当にごめんなさい(/_;)

そしてお向かいの八百屋さんでケージに入れられた子猫達は、3日ほどで参道を行くお客様たちの人気者となり、1匹残らず無事皆貰われていきました。その間も母猫は連れ去られる(貰われる)我が子を途中まで必死に追いかけていました。

そんなお母さん猫を見て、何も出来ないB子は

『ごめんね!ごめんね!ごめんね!』

…と報われないのは分かりつつ、店の冷蔵庫から持ってきた刺身を母猫の顔の前に持っていきました。

段ボールに入れられ、連れて行かれる最後の子猫から少しでも目をそらして欲しくて…

『ごめんね…アンタの気持ちを思うとこんなの(刺身)欲しくないよね…(;_;)』

って…えっっ??

『普通に食うんか~~い!!!???』

母ねこ、ガッツリ刺身を美味しそうに食べている。

えぇ~っ??10秒前までメチャ鳴いてたぢゃん…(~_~;)

う~ん…母はやっぱり強し…

【次回、この母ねこの続きお送りします】