BKOバカ女将

40歳過ぎにして初婚!嫁ぎ先は老舗の料理屋。若女将になったつもりが実はバカ女将。そんなバカ女将の徒然しない日記です。

ねこ=^_^=いっぱい2

 

皆様ごきげんよう。BKO(ばか女将)ことB子でごいます。

さて以前(しばらくサボっておりましたので2カ月程前)参道の野良ねこ達のお話しをさせて頂きました。

相変わらず参道には可愛く、そしてたくましい野良さん達が日々生きております。今回はそんな野良ねこ達のPart2を綴らせて頂きます。

【子猫再び】

今年の夏は猛暑を振るったせいか、台風と豪雨が多かったですよね。

これは1ヶ月前(9月に入ったばかり)の事です。非常に激しい豪雨が一晩続きました。

朝になり、雨はようやく小雨になりました。

いつものように、店をあけると

『うわぁ!』店先で売ってる土産物の民芸品(竹細工など)の中にフカフカな仔猫が気持ち良さそう~に寝ていらっしゃる。しかも5匹(@_@)

f:id:BKO:20191022213228j:plain

あれ? い・いつの間に?? 昨日まではいなかったよな…???

f:id:BKO:20191022213246j:plain


生まれたてではないけど、まだ走り回れるサイズではない。昨日まではいなかったのに、どこから来たの??

取りあえず参道を歩くお客さんや、他の人に見えないように売り物の三度笠やザル等を必死に積んで隠すB子。

昼近くまで暫く様子を見ていると、どうやらお母さん猫が通ってきてはおっぱいを飲ませている。

実はうちの土産物の棚に小さな隙間がありました。そこを通って仔猫を一匹ずつ咥えて運ぶお母さん猫を、お向かいの八百屋さんの奥さんが見ていて教えてくれました。

どうやら、豪雨を察して急いで安全な場所に運んだらしいです。人間も猫も母は強し!

 

10日ほど経つと大分歩き出し、少しずつ離乳が始まった様子。

可愛いが、これ以上野良ねこを増やすのも辛い。しかも画像でお分かりになるように、この仔達まだ小さくてとても可愛いし、しかも人にも慣れている。

今なら引き取って下さる方もある!!…と思い心を鬼にして、お向かいの八百屋さんの奥様(本当に心優しい、ムツゴロウさんのような方)の協力を得て、母猫が留守の間に子猫たちを別の場所に移しました。

帰った母親、子猫が居ないのに気づき当然半狂乱です。

にゃお? にゃお~! にゃお~!!!

甲高い(必死な)声で子供を呼ぶ鳴き声を聞くのは、非常に辛かったです。お母さん猫、本当にごめんなさい(/_;)

そしてお向かいの八百屋さんでケージに入れられた子猫達は、3日ほどで参道を行くお客様たちの人気者となり、1匹残らず無事皆貰われていきました。その間も母猫は連れ去られる(貰われる)我が子を途中まで必死に追いかけていました。

そんなお母さん猫を見て、何も出来ないB子は

『ごめんね!ごめんね!ごめんね!』

…と報われないのは分かりつつ、店の冷蔵庫から持ってきた刺身を母猫の顔の前に持っていきました。

段ボールに入れられ、連れて行かれる最後の子猫から少しでも目をそらして欲しくて…

『ごめんね…アンタの気持ちを思うとこんなの(刺身)欲しくないよね…(;_;)』

って…えっっ??

『普通に食うんか~~い!!!???』

母ねこ、ガッツリ刺身を美味しそうに食べている。

えぇ~っ??10秒前までメチャ鳴いてたぢゃん…(~_~;)

う~ん…母はやっぱり強し…

【次回、この母ねこの続きお送りします】

 

 

こんな時期ですが香港に行ってきました(^^;)

すっかりご無沙汰をしておりました。BKOでございます。

皆さまご存じの通り、10月1日より『消費税増税&軽減税率導入』で9月は激しくバタついておりました。ようやく落ち着き、ブログ復活させて頂きます。

改めて宜しくお願い致します_(._.)_

 

さて時はさかのぼり、お盆真っ盛り。BKOは心臓をバクバクさせながら電話をしておりました。
繋がった先は旅行会社のカスタマーサービス
『あ、あの~御社の旅行を予約した者ですが、香港旅行は大丈夫なのでしょうか…?』

いざ香港へ…

『今年は頑張って香港でも行っちゃう?』

と、夏の家族旅行会議G3(主人・娘・私)を開いたのは4月頃でした。

飲食店を営業していると連休などは取れません。正月もGWもない『シルバーウィーク?何それ??』真黒なブラック企業でございます(勿論、従業員さんは違いますよ)

ただ毎年、唯一子供の夏休み最後の週に3日ほど連休を取り、旅行に行くのが年に一度の楽しみです。

せっかくサミット(G3)を開いても主人と娘はあまり主張がなく、B子のごり押しで香港に決まりました(この頃はまだ、香港にそんな不穏な空気はなかったので…)

 

皆さまもニュースなどでご存じの通り、今香港はデモで大変な事になっております。

香港の空港にデモ隊が押し入り飛行機が欠航になったり、繁華街に大勢のデモ隊が集まり通行止めになったり、ごく最近ではついに警察隊が発砲までして大事件になりましたよね。

そして5月に予約をしたものの、出発一週間前(8月お盆)に不安になり旅行会社に旅行の『決行・中止』と『安否』を問うと答えは『Let's go!!』でした。

マジか?…キャンセル料はいらないから中止!と言って欲しかった(B子本音)

そして、今さら引けぬ!!いざ香港へ出陣!!

家族からは『え~~っ本当に行くの?』

B子の友人からは『アンタ、阿保か??』と言われながら…(-_-;)

あれ?普通…??

当然ながら、サービス業の私たちが休みを取れるのは平日です。でも香港でデモがあるのは週末&祝・祭日が多いそうです(なんせ、デモの主は学生さんですからね~平日は大人しく学生をしているのでしょうか?)

したがって、ぶっちゃけ何の問題もありませんでした(^-^)

f:id:BKO:20191004220443j:plain

【昼間の近代的な香港の都市】

f:id:BKO:20191004220526j:plain

 【きらびやかな夜の顔(世界的に有名な100万ドルの夜景ですね)】

f:id:BKO:20191005001002j:plain

【元SMAP香取慎吾さんが壁に描いたストリートアート、ここも観光地】

案内をして下さった香港人の添乗員さんの話によると

『香港は確かに国は中国ですが、長いことイギリス領でした。だから中国人とは少し異なります』と言って、独自の文化や主張を語って下さいました。

複雑ですが、香港の方は大陸の人と一緒くたにして欲しくないのでしょうね…。

私は少しだけ、香港の方が中国政府に反発する気持ちが理解できました。

 

そして、マカオ

今回の旅行は『香港・マカオ』前半は香港に滞在して、後半はマカオに行きました。

BKOは香港が返還される前の2000年(BKOがうら若き20代の頃)に、実は香港を訪れたことがありました。あの頃あった有名な『タイガーバーム』の『タイガーバーム宮殿』は既になくなっており、月日の重ねを感じました。

香港からマカオへは船(高速船で約1時間弱)で渡りました。

しかしながら、この距離を橋を繋いで渡そうと2019年に一部が開通しております…って何キロ橋を渡すの?!(2020年頃には全区間が開通して、バスに乗ったまま香港からマカオに渡ることが可能になるのだそうです。恐るべし香港&マカオ!)

f:id:BKO:20191004223627j:plain

【今度BKOが行く頃には、この橋を渡って陸路でマカオに行くのかな?】

わたくし香港は経験あるものの、マカオは初めてでした。

香港は『イギリス領』マカオは『ポルトガル領』というように、街や文化は随分違いました。そしてほんの少しですが、香港よりマカオの方が経済的に豊かな感じを受けました。

マカオの街

マカオすげぇ~!!』初めて上陸したマカオ、BKOの率直な感想です。

f:id:BKO:20191004230820j:plain

マカオ一番の観光地。アジアというよりやっぱり西洋】

色々なお店がひしめき合っております。そしてこの一等地に建つ店舗の家賃/月なんと1,000万を超えるお店も多々あるそうな…家賃1,000万って?バブルか!?

よく見るとその中でも、狭い間口のお店が特に大盛況。それは『エッグタルト』のお店(ご存じ有名な葡式蛋撻(ポルトガルエッグタルト)

これがメチャ美味しかった!BKOこれまでもエッグタルトは食したことあるが、これほどまでに美味しいエッグタルトは生まれて初めて。やはり本場はレベルが違う!

しかしながら、このエッグタルト僅か@160円たらず。1日何個売ったら、この高騰な家賃を払えるのだろうか…ってか、本当に1日に何個売れてるの?←商人目線

そしてマカオと言えば、何といっても世界中の大富豪たちが集まるカジノではないでしょうか?

アジアではマカオの他にも韓国のウォーカヒルなどは有名ですが、やはりマカオの比ではありませんよね。

f:id:BKO:20191004233701j:plain

マカオの夜はキラキラというより、ギラギラ!】

日本でもカジノ法案が成立して、その白羽の矢の地を『ど・こ・に・しようかな~』と今政府が物色しておりますね。

BKOカジノは初めて。でもせっかくだから、本場のカジノ体験したい~!!と繰り出しましたが参加の仕方、チップの替え方すら分らず断念。

行けば何とかなる!と思っていましたが甘かった(日本語全く通じない)

 

ところで香港とマカオはでは通貨が違います。マカオでは香港ドルは普通に使えますが、香港ではマカオドル(パタカ)は使えません。

マカオではこの異なる通貨を混ぜて、釣銭などでくれます。

帰国時私たちは空港で『ババ抜き』のように、だれが一番最初に自分の財布の中にあるこの通貨を使いきるか競っていました。まず最初にあがったのは娘でした。

次に主人が土産物屋で手持ちの札を使いきった…嗚呼、負けた!と思った矢先、店員が鬼のような形相で追いかけきました。

主人が支払った紙幣の中に、マカオドルが混ざっていたのです。ジョーカーを持っていたのは主人でした(笑)

f:id:BKO:20191005000658j:plain

【しっかり見れば分かりますがパッと見、日本人には区別がつきません】

そんなこんなで無事戻って参りましたが、今回のツアー参加者は半分以上がキャンセルだったそうな(添乗員・談)

中には勤務先から『香港渡航禁止!』命令が出て、泣く泣くキャンセルした方もいらっしゃたそうです。

皆様の中に、香港に行く予定がある方は出来るだけ平日をお勧めします。

そして何事もない香港は楽しく、美しく、画期的です。

 

 

露出狂

皆さまごきげんよう!BKO(バカ女将)です。
さてさて、本日は参道(職場)を離れ、久々に『はてな』のお題に挑戦したいと思います。
この『お題』大喜利のようで、大変面白いですね(^-^)

今週のお題『人生最大の危機』

半世紀近く生きております。目を閉じれば走馬燈のように人生のピンチが次々に浮かび手に変な汗をかいております。
ICUに入る程の大怪我をした事もありますが、やはり精神的にNO.1だったのは…

露出狂に出会った

BKO(バカ女将)がBKO(バカ乙女)だった高校生の頃のお話しです。

当時私は学校から帰ってから、和菓子屋でアルバイトをしておりました。
夕方17時から20時までだったと記憶しております。
いつも通りバイトを終えて帰宅途中(家からバイト先までは徒歩5分)
いつも通りに家を通り過ぎ、さらに1分程歩いた公衆電話に向かいました。
当時付き合い始めた彼氏(初めての彼)に電話をする為です。
なんせ、携帯電話なんて便利な物はない時代ですからね~
家で電話すれば親から睨まれ、兄弟にはからかわれ、この公衆電話は私の神聖な場所でした。
テレフォンカード(お若い方分るかな?)残り度数を確かめ、緑色の電話に入れる。
『私、B子。うふふ…何してた?今日は夕飯何食べた?』←超どうでもいい会話
我ながら気持ち悪いBKO(バカ乙女)

その時です。誰かに背中をトントン!と軽く叩かれました。
(あぁ…?電話が長いから早く代われってこと!?)
恋路を邪魔された乙女の私、軽く逆ギレ気味に振り返る。

一瞬何を見たのか理解できず、固まること数秒。

・目の前に男(20代前半くらい?)

・スカーフを三角に半分折りして顔の下半分を隠してる(昭和漫画に出てくる悪党風)

・パンツを膝まで下げてブツを握ってる(顔は隠すのに、そこは出すんかい!?)
ぎゃああぁぁ~~~!!(本当に驚くときゃあ!ではなくぎゃあ!

f:id:BKO:20190815223718j:plain

楳図かずお先生風に描くとこんな感じ?楳図先生スミマセン…(-_-;)

すさまじい私の悲鳴に少したじろいだ男、その瞬間目の前の民家の玄関に明かりがつき

『こらぁ~!!』と、主らしきおじさんが出てきました。

大慌てで逃げて行った露出狂の半ケツは、いまだ脳裏に焼き付いています。

助けにきてくれたおじさんの話によると、ここ最近公衆電話をかけている女性を狙って同じ手口の露出狂が出るのだとか。

B子小心者

当時私の通う学校の通学路にもよく、車を停めて通学中の女子高生が見えるように運転席から下半身を見せる露出狂が出没しました。

『アタシさぁ、露出狂見たら絶対に小っさ!って言って笑ってやるんだ!』

これはB子が友人に息巻いて言っていたセリフ。

だって『露出狂』露出に狂うですからね。変態の中でもなんか間抜けっぽいというか…

でも実際に実物に出くわすとそんなこと、言えたモンじゃないですね(笑)

しかし後々思い起こすと…

私はその露出狂に完全に背を向け、しかも背中を叩かれ振り向くまで全く気づいていなかったのです。

スカートをめくることなんて楽勝!他にも色々なことが可能だったはずなのに、彼は私(BKO)本体には興味なく、とにかく自分を見せるだけで満足だったのですね…

何だかなぁ…

家に帰ってそんな事を思いながら、ふと大切な事を思い出す。電話中の彼氏!!

そ~っと家の玄関を開けると、家が近所だった彼が電話の子機を握ったままキョロキョロして走りまわってました。

ありがと~!!心配させてごめんねぇ…

でも、怪しすぎてあなたが露出狂に間違われるっつ~の。

今なら笑い話。しかし当時は本当に怖かったんですよ(笑)

無銭飲食のお客様

毎日暑い日々が続きますね…暑中お見舞い申し上げます。

皆様ごきげんよう。BKO(バカ女将)でございます。

さてさて今回のお話しは数年前、この夏みたいに暑い日の閉店後ふいにいらしたお客様のお話しです。

閉店後に現れたおきゃく様

BKOが『寒い、寒い!』…と豚汁を売っていた正月(嫁いで)から半年と少し経った頃、口を開けば『暑い、暑い!』と言いながら季節は夏を迎えておりました。

いつものように閉店して、レジを閉めていた時に店の電話が鳴りました。

予約かな?こんな時間に??私が受話器を取る

BKO:『はい○○店でございます』

お客様:『○○店さんですか?突然すみません。ご主人様はいらっしゃいますか?』

BKO:『主人…?ですか? はい、少々お待ちください』

何だか一般のお客様とあきらかに雰囲気の異なる電話に、チョット戸惑うBKO。

傍に居た主人に受話器を渡す。

受話器を受け取った主人が『はい、はい?はい…はい。』

『はい』だけで会話をした後、主人は急いで施錠された店のドアを開けて出ていきました。(@_@。???

時間にして10分くらいでしょうか?主人が一人で帰ってきました。右手に何か握って。

『何?どうしたの?』と不安気に私がきくと主人が

『7~8年くらい前にうちで食事したお客。店の前まで来ていた。まだ若かったな…』

数年後に再来店

主人の話によると7~8年前の正月に、そのお客様は友達とうちの店に食事をしにいらした男性だそうです。当時店はとても混んでいたそうです。

食事を終え、支払いの為に向かったレジには5組ほどお客様が並んでいたそうです。そのお客様は店に入る時にも並んで待たされ(お正月ですからね…焦)支払いまで待たされる事に、少しイラついて面倒くさくなったそうです。

そして友達と支払いをせず、混雑に紛れそのままこっそり逃げてしまったそうです。

お客様:『あの時は本当にすみませんでした!』

なぜか7~8年経って、彼は謝罪に来たのです。そして主人に深々と頭を下げて封筒を手渡して帰って行ったそうです。

主人が右手に握っていた封筒を開けてビックリ。2万円も入っていました。

f:id:BKO:20190810234038j:plain

私どもの店で、お二人で2万円も食事をしようと思うと大変な量になります。

どう考えても、その時の数倍の金額を封筒に入れて彼は返しにきたのです。

7~8年も経てば無銭飲食は一般的には時効なのでしょうが、彼自身の良心に時効はなかったのでしょうね…

確かに当時彼らがした行為は許されることではありません。しかし何年も心にとめ、何年も経ってから謝罪しに来るには、大変な勇気がいった事でしょう。

 

私の初めての夏にあった不思議なお客様。。。毎年、暑い時期になると思いだします。

今度は是非、店が空いている時にゆっくりと来店して欲しいです。その時は

『ありがとうございました!』

と心から言わせて頂きたいと思います(^◇^)

 

 

 

 

 

=^_^= 猫いっぱい =^_^=

皆さま、ごきげんよう!BKOことバカ女将です。 

私の嫁ぎ先&職場が某神社の参道にある事は、前回までのブログでお話しさせて頂きましたが、今回はその参道に住む野良猫ちゃん達のお話しです。

参道にはネコがいっぱい!

さて、神社仏閣などの参道にはよく野良猫の姿を見かけますが、うちの参道にも野良猫が沢山おります。

昔から住みついているパイセン猫(BKOが来る前からいる先輩猫)や、そのパイセン方がお産みになった子猫、またその子猫たちが生んだ…みたいな感じで沢山おります。

さらに悲しいことに、その環境をよい事に段ボールなどに生まれたての子猫を入れて駐車場に捨てていく心無い方がおり、猫達はジワジワ増えております(T_T)

BKOは猫が大好きです

毎朝店を開けた途端に、必ずと言っていい程猫達がワラワラと出てきます。

『アンタら、どこで寝てるのよ!?』

そんな日常で、先週新入りを発見(@_@)

ここに来て今まで何十匹と野良ねこを見てきたけど、見たこともないほど綺麗な子。

f:id:BKO:20190804223722j:plain【野良シャムだ!しかもまだ離乳中?と思われる程小さな子猫…多分女の子】

その子猫、まわりの野良とは明らかに違う気品を漂わせている…が、…その気高いお姿で、他の先輩猫達に混ざってガツガツとゴミを漁ってらっしゃる(*_*)

私がそーっと手を伸ばすと『何よ!触んないでよ!』と言わんばかりにフイッと背を向け逃げてしまう。

いやいや、そんな高飛車な態度って…アンタさっきまでめっちゃゴミに夢中だったぢゃん(^^;)

f:id:BKO:20190804225401j:plain

【先輩ねこ達と一緒に毎朝うちのゴミ置き場に現れる野良シャム】

初日こそ感じの悪い野良シャムだったけど、3日目でさわれるよになり、1週間目の今日には抱っこまで出来るほど慣れました(やはり飼い猫が捨てられたのかな…)

私の腕の中でゴロゴロ言っている子猫。可愛い…欲しい…と思いつつも我が家にはすでに猫(BKOが嫁いだ頃に拾った子)がいる。

そんな矢先、うちの従業員さんが『かわいいぃ~!!』と絶賛して、本日もらっていってくれました。

最初はなかなか人間不信で餌にもありつけず孤立していた子猫でしたが、先輩猫たちに教わってゴミ置き場を覚え、人に甘える事も覚えて、今日野良猫を卒業していきました。

f:id:BKO:20190804232233j:plain

【先輩ねこ達とお別れ会】

やっと心開いて慣れてくれたのに、明日から会えなくなると思うとウルウルきました。でも寂しいけどこの子にとっては野良でいるより、これで良かったんですよね。

最後にキャリーケースに入れられる時も、驚く程物静か(今まで何匹も貰われていった子たちを見送ってきましたが、段ボールやケースに入れられると怖さと不安で鳴いたり、あばれたりします)

彼女の最後まで凛とした気高い姿は、まるで没落貴族の姫君(見たことないけど…)

幸せになってね。可愛い野良シャムちゃん!

浴衣

今週のお題「夏休み」ということで。。

日本全国に豪雨をもたらせた梅雨も夏休み突入と同時に終戦を向かえ、各地で梅雨明け宣言されましたね。

ヤレヤレ…やっと洗濯物が乾くわ~なんて安易に思っていたら、何だ!?この猛暑は?洗濯物渇き過ぎだろ!!(焦)

ここ最近ニュースを見るたびに、熱中症に倒れた方々の報道を目にする。皆さまもどうか、ご自愛下さいませ。

さて夏の方もかなり本気出してきて、いよいよ夏本番

先週、休みをもらった時に実家に帰りました。夏の風物詩、夏休みと言えば花火大会。地元の河川敷ではまさに花火大会の準備真っ最中でした。

BKO(ばか女将)の店は観光地にある為、よく和服でいらっしゃる方々を参道でお見かけします。最近では和服をレンタル&着付けをしてくれる便利なお店もあったり、またショッピングセンターなどでは浴衣コーナーが設けられ、浴衣・帯・下駄までがセットで販売(それがまた安くてお値打ちなのよ~!!)浴衣が身近なものになってますよね。

『花火かぁ!!子供の頃浴衣を着て見にいったね。もう何年、浴衣新調してないかな?大人の浴衣、総絞りの浴衣とか欲しいな…でも高いよねwww』なんて何気に実家の母と話していました。

さて帰省から嫁ぎ先に帰り普段の日常に戻った翌日、実家の母から電話が。

母:B子ちゃん!今ねお母さん買い物に来たら、総絞りの反物が70%offで出てるの見つけたよ。今から仕立てても、花火大会は無理だけど夏休み最終くらいには間に合うかも…ってお店の人が言ってたよ。安いのにとても素敵だからどう?

70%off!?アウトレットでも、そこまでの値下げなかなかないのに何てお値打ち。

いやまて、結構おっちょこちょいの母だからな…今イチ信用できない(-_-;)

B:ええっ?お母さん70%offって本当?それって実は30%offで、70%で買えますよ~♪って話じゃないの?

母:違うよ!確認した。本当に70%off!3掛けで買えるの!!

力説する母…う~ん、どうやら本当かもしれない。それなら、かなり美味しい。

B:分ったよ。じゃあ取りあえず見てみたいから写メ送ってよ(うちの母はガラ携の人)

母:うん、じゃあ撮って送るね

待つこと5分強。ピロリ~ン♪という着信音と共に画像が送られてきた。どれどれ…

ガビ~~~ン!

f:id:BKO:20190731004830j:plain

いや、いやお母さん!!着物の画像送ってこんか~いぃ(;'∀')

確かに、母の言う通り衝撃プライス。でもそれ以上に衝撃的な母でした。

 

はじめてのお客様

さて、わたくしが嫁いだ先はさる神社の参道にあり、大小様々なお店がびっしりと軒を連ねております。

当然日曜・祭日は繁盛期、なかでもお正月は徹夜になる程。。。

結婚前、義父母たちの

『B子さん、年内にはお嫁に来て下さいね』という言葉に

『まぁ!お義父さま、お義母さま、そんなに私の事を気に入って下さったの?』と感激に震えたのは初夏(←バカ)

初めてのご挨拶から、僅か半年あまりの急ピッチで嫁入り。

時にして12月下旬。1週間も経たぬうちに、恐怖の正月はやってきた。

嗚呼、義父母たちは私を気に入ってではなく、単に正月の人手が欲しかったのだ…と気づいたのはその時だった。遅い…つーの"(-""-)"

店の中は戦場さながらの忙しさ。当然ほとんど何も出来ない私は、店の外で土産物などの物販を担当することに。

それにしても寒い!寒い!真冬の外に1日突っ立っていたのは多分人生初めてではないだろうか?それでも正月は縁起物やお土産が飛ぶように売れる。中でもスープウォーマーからカップに注いで売っているアツアツの豚汁は人気が高かった。

私が知らなくても、固定ファンは知っていて『1杯頂戴!毎年買うんだよね』などと言って買って行ってくれる。従業員さんに教えてもらい、ついに私が一人で担当することになった。

不安ながら立っていると、ふと遠くから熱いまなざしをくれるおじいちゃんと目があった。取りあえず何となく微笑み返すと、おじいちゃん嬉しそうに駆け寄ってきた。私の初めてのお客さんだ!

甘酒ちょうだい!

あ、甘酒…!?おじいちゃんが妙に温かい500円玉を私に渡してきた(握りしめていたんだろうな…)

『ごめんなさい、これ豚汁なんです』私が小さくそう言って500円をお返しすると、おじいちゃん分かりやすく肩を落として帰って行った。

スマン…おじいちゃん。初物販に失敗した私も肩をどんより落とした。

今思えば、これが私のデビュー。初めてのお客様だった。